トイレマーク、日本と海外で違うってホント?

私たちの暮らしに欠かせない、トイレ。

初めて行く場所でトイレに行きたくなっても、トイレマーク(トイレサイン)があれば目印になって助かりますね。

シンプルでわかりやすいトイレマークですが、実は海外では少しデザインが異なるようです。使用者への配慮をデザインに込めた良い事例といえるので、ぜひロゴ製作の参考にしてください。

日本のトイレマークについて

日本では、「男子トイレは青」「女子トイレは赤」とJIS規格で色が規定されています。

この配色は、1964年の東京五輪がきっかけでした。海外から来る方は日本語が読めないので、文字以外の方法でトイレを示す方法を考えたそうです。そこで採用されたのが「色による識別」でした。

その後、1970年の大阪万博でもこのトイレマークが使われたことで、認知度はさらに向上。大きなイベントだけではなく、スーパーマーケットやショッピングモールなど市民の生活の場でも広まるようになったといわれています。

海外のトイレマークについて

日本では「男子トイレは青」「女子トイレは赤」で分けられているトイレマークですが、海外では男女の色の区別はなく、同色(黒や白など)で統一されているのが一般的です。

配色にこだわらない理由は、「色弱者への配慮」「デザイン性」の2点にあるといわれています。

色弱者への配慮

色弱者の方は、色の違いを見分けられません。

そのため男女のトイレを色分けしてしまうと、異性用のトイレに誤って入ってしまうことが珍しくないそうです。

「男子トイレマークは直立」「女子トイレマークはスカート」というようにデザインで区別すれば、色の認識ができない人でも安心ですね。

デザイン性

「男子トイレは青」「女子トイレは赤」だと、外観的にカラフルな印象になります。落ち着いた雰囲気を演出したい場所にとっては、トイレの配色だけがイメージにそぐわないこともあるでしょう。

男女を同系色にすると、統一感が出ます。目立つ色をあまり使いたくない場所にとっては最適ですね。

たとえばアメリカでは、男女のトイレマークを「三角」「丸」で囲むことが多いようです。「三角でトイレマークを囲んであるなら男子トイレ」「丸で囲んであるなら女子トイレ」など、形状で判別するのが一般的だそうですよ。

まとめ

日本と海外ではトイレマークが異なります。

日本は配色で男女を区別するのに対し、海外ではデザインで区別するのが一般的です。

ジェンダーレスが浸透してきた昨今、「男子は青」「女子は赤」という区別は時代遅れかもしれません。性別も国も障害の有無も超えて、すべての人に親しまれるようなロゴだと良いですね。