ロゴ製作を手掛ける弊社のデザイナーたち。
彼らは、ロゴ製作の構想ツールとして「ジョハリの窓」を参考にすることがあります。
ジョハリの窓の分析を通せば、お客様自身が気づいていない自社の魅力や強みを発掘しやすくなります。
ロゴは企業の象徴だからこそ、客観的な視点が大いに役立つはず。
ジョハリの窓について詳しく紹介するので、ぜひロゴ製作のヒントにしてください。
ジョハリの窓とは?
ジョハリの窓は、1950年代に考案された自己分析手法です。現在でも、就職活動における自己分析や企業研修などに活用されています。
ジョハリの窓では、まず「自分自身」「周囲の人」の2パターンに分けることから始めます。そのうえで、その二者をさらに「知っている」「知らない」に分けていきます。
具体的には、このようなイメージです。
自分は知っている | 自分は気づいていない | |
他人は知っている | 開放の窓 (自分も他人も知っている自分) | 盲点の窓 (自分は気づいていないが 他人は知っている自分) |
他人は気づいていない | 秘密の窓 (自分は知っているが 他人は気づいていない自分) | 未知の窓 (誰からもまだ知られていない 自分) |
図の右上にある「盲点の窓」。ロゴデザイナーたちは、お客様とのコミュニケーションを通して、この部分を探り当てていきます。
「開放の窓」は、いわゆる認知されやすい部分。自分自身はもちろん、他人からも同じような認識を持たれている部分です。
一見、自社のことは自社が一番よくわかっていそうですが、第三者の視点を介すと思わぬ事実が見つかることがあります。自分から見る自分と、他人が見る自分とでは、多かれ少なかれ異なるものなのです。
つまり自己分析(自社分析)の手法であるジョハリの窓は、自社に新しい気づきをくれるきっかけになるはず。ロゴは大衆にアピールするものだからこそ、第三者の視点は重要といえるのです。
ジョハリの窓のやり方は?
ジョハリの窓は、紙と筆記用具があれば誰でもできます。
できれば、参加する人数は複数名が望ましいでしょう。
人数が集まったら、一人ひとりにジョハリの窓のワークシートを配ります。4つの窓に、当てはまると思う内容を埋めていきましょう。
もし自由記述に不安があるようなら、あらかじめいくつか項目をピックアップしても良いですね。たとえば①風通しの良い社風②従業員の熱意など、診断項目を準備しておいて番号を記入する方式もおすすめです。
すべての項目が埋まったら、回答を取りまとめていきましょう。「盲点の窓」や「秘密の窓」は、従業員同士でも特に認識のズレが生じやすい部分ですが、第三者からはさらに異なる回答を得ることが少なくありません。
自社の社員だけでは気づかなかった、魅力や強み。
ジョハリの窓分析を通せば、きっと新しい発見があるでしょう。弊社のデザイナーはジョハリの窓分析に長けていますので、「やり方がわからない」「手伝ってほしい」など何かご要望がありましたらお気軽にご相談ください。
まとめ
ロゴ製作を考えているなら、ジョハリの窓が役に立つでしょう。
ロゴは大衆にアピールするものだからこそ、自分の視点に留まらず、客観的な視点を理解して取り入れることが大切です。
ジョハリの窓を活用して、自社の魅力を100%アピールできるロゴを製作してください。